サービス #01 調査・測量業務

Our Services #01

従来の地上測量と、UAV(ドローン)やバックパック型LidarLAM技術等の最新の三次元点群測量を融合させ、作業効率アップとコスト削減に取り組んでいます。


バックパック型LidarSLAM技術による測量

弊社では、機器を背負って歩くだけで半径30m程度の周辺の点群データを取得できる、GreenValley International(GVI)社の製品の「LiBackpack」シリーズを使用した業務を実施しています。また、レンタル及び販売も承っております。

活用事例1:土量や堆積物の時系列変化の計測

盛土や切土、砂防ダム等の点群データを取得し、過去のデータ、基準面、設計データと比較することで、土量の時系列変化が計算可能です。

過去のデータを以前に取得していない現場であっても、静岡県では、航空レーザ測量データがオープンデータ(VIRTUAL SHIZUOKA)として公開されているため、測量時点との変化を計算可能です。

盛土や切土の変化量や、砂防ダム等の堆積量、沿岸侵食などの解析・記録を行うことができます。

 

活用事例2:森林の資源・地形の解析

森林の点群データを取得することで、点群データから、樹木の本数、それぞれの位置、樹高、胸高直径、樹冠面積、樹冠体積、曲がりといったパラメータを取得することができ、材積量等の森林資源の解析が可能です。

また、同時に地形データも取得できるため、DEM(数値標高モデル)や等高線図等の作成も行うことが可能です。

 

 

活用事例3:屋内や狭い箇所での三次元データの取得

バックパック型LiDARでは、GNSSが受信できず、UAVやMMSでの点群データ取得が困難となる、屋内や狭い箇所での三次元点群データの取得が可能です。

点群精度は地上型レーザ(TLS)で取得したものに比べて劣るものの、気流シミュレーションや地図情報レベル500程度の図面作成などの、中程度の精度が求められる用途に適しています。

UAVやMMSで計測で生じてしまった欠測箇所の補測としてもご活用いただけます。

 

活用事例4:富士山登山道(21km)の三次元データの取得

日本DMCでは、2021年度(令和3年度)に、UAV(ドローン)の上空飛行が困難な、富士山登山道の3路線(21km)をバックパック型LiDARにより計測しました。

 


UAV写真点群測量およびUAV写真測量

UAV(ドローン)で連続的に撮影した写真をSfM(Structure from Motion)ソフトウェアで解析することで、三次元点群データを生成します。
  オリジナルデータ、グラウンドデータ、数値表層モデル(DSM)、数値標高モデル(DEM)といったデータを作成し、差分解析、等高線図、平面図等の作成等に活用することができます。
また、写真から点群を生成する「UAV写真点群測量」のみではなく、写真から直接三角測量により図化を行う「UAV写真測量」についても対応を進めています。

 


UAVレーザ測量

UAV(ドローン)に搭載したレーザスキャナにより、三次元点群データを取得します。
UAV写真点群測量では取得困難な、森林内の地形データや、地表面が見える程度の植生下の地形データを取得可能です。

図の出典:国土交通省「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」 より

 


地上測量

基準点測量

地球上の位置や高さを求める測量です。
インフラ整備において最も基盤となる点で、GNSS受信機やTS等の測量機器を使用して座標や標高を求めます。

地形測量

基準点をもとに、土地の起伏、河川や建物等の位置や形状を測定し、地形図を作成します。

路線測量

道路・河川・水路に必要な調査・計画や、実施設計や維持管理で必要になるデータを測ります。

用地測量

整備に必要な用地を取得するために、土地の所有者、境界、面積等について調査・測量を行い、用地取得に必要な資料を作成します。