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「未来へ羽ばたく探究心」— エアロスペースジュニアアカデミー開催報告

2026.02.20

御殿場の豊かな自然を舞台に、航空宇宙の世界をテーマにした学びの場「エアロスペースジュニアアカデミー」が開催されました。本プログラムは、独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立中央青少年交流の家一般社団法人先端空間情報技術評価支援センターが中心となり、子どもたちが科学や技術、宇宙に関する探究心をのびやかに育むことを目的に実施されたものです。日本DMC株式会社もドローン活用の分野での経験を活かし、協賛企業としてこの取り組みを支援しました。

日本DMCはこれまで、自然環境とテクノロジーを融合した学びの場づくりを行ってきました。防災キャンプやプログラミングキャンプでは、小型ドローンを使って模擬倒壊家屋の中に取り残された要救助者を捜索したり、映像から状況を判断してトリアージを行う体験型学習などを通じて、命を守る技術やチームワークの大切さを学ぶプログラムを展開しています。今回のアカデミーは、その延長線上にある新たなチャレンジです。

講座1では、JAXA研究員でありASITE 理事長の本多氏が「宇宙の大きさをどう測るか?」というテーマで授業を担当。地球を1mmとすると太陽は10.9cmという具体的なたとえを示し、参加した小学生から中学生までの子どもたちは、グループごとに議論を重ねながら効率的な測定法を考え出していました。

講座2は、株式会社ORSOの田口氏が担当。ドローンプログラミングのプロフェッショナルとして、変化する環境下での飛行制御やチームで課題を解決する実験的な体験を提供しました。風の流れによって飛行経路が変わる状況に対応しながら、プログラムの調整を重ねる子どもたちの集中した表情が印象的でした。

講座3では、第二ピアサービス代表で元浜松河川国道事務所長の尾藤氏が、ブロックを使った町づくりを担当しました。言葉を交わさずに自然とブロックを組み立て始める子どもたち、思いがけず休憩中にも議論が起きる生き生きとした光景に、講師の笑顔がこぼれました。宇宙やドローンの学びを踏まえ、「どんな町に住みたいか」をテーマにしたグループ作品には、高さを競う都市や、耐震・利便性を考慮したデザインなど、多様なアイデアが詰まっていました。完成後には、教員を志す学生ボランティアが画像生成AIを使って子どもたちの作品をビジュアル化し、教室には歓声が広がりました。

最後の発表会で、「画像の中のパンダはなぜいるの?」という問いに、「日中の友好の象徴です」と答えた子どもの言葉に、未来を担う世代の関心と感性の豊かさを感じさせられました。子どもたちが科学や技術を通じて世界を広く捉え、思いやりと想像力を持って成長していくことを願わずにはいられません。

最後には、国立中央青少年交流の家の藤原一成 所長より、修了証の授与が行われました。会場には途中から参加した保護者の方々の姿も見られ、子どもたちの成長した表情に目を細める姿が印象的でした。学びと交流にあふれた、かけがえのない二日間となりました。

                 

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