研究開発 独立行政法人国立高等専門学校機構沼津工業高等専門学校様と共同で、ドローン航路および個別飛行ルートの設定に関する研究を行いました。
独立行政法人国立高等専門学校機構沼津工業高等専門学校
https://www.numazu-ct.ac.jp/契約
日本DMC株式会社(以下、日本DMC)は、独立行政法人国立高等専門学校機構沼津工業高等専門学校(以下、沼津高専)と共同で、災害時物資輸送のための無人航空機(ドローン、UAV)向けの共通ドローン航路および個別飛行ルートの設定に関する研究を行います。
https://dmcmaas.co.jp/app/information/drone-for-disaster-relief-supply-transport/災害時物資輸送のための無人航空機向けドローン航路及び飛行ルートの設定に関する研究
研究内容
ドローン航路とは
複数のポイント間を結ぶように設定された、UAVの飛行に適した空域。UAVの飛行の安全性、効率性、有人機との飛行管制を考慮して決定され、個別のミッションに応じた飛行ルートを設計する際に優先的に用いられることを目的として設計する。
緊急用務空域とは
緊急用務空域とは、災害等の緊急事態において捜索、救助などの緊急用務を行う航空機の安全飛行を確保するために国土交通大臣によって指定される空域であり、無人航空機(UAV)の運航が制限される特定の空域を指す。
検討課題
・離陸地点、着陸地点が満たすべき安全性や効率性の要件の検討・定義
・緊急着陸地点の設定
・倒壊した電柱、電線、建物、がけ崩れなどの環境変化による影響
・他の有人機との飛行管制
・LTE回線や衛星通信の活用
・電波干渉(機体通信およびGNSS)
・送電塔、鉄塔等の障害物
・電源や無線LANの利用可否
離発着地点やドローン航路の設定に活用するデータ
・地理院地図( https://maps.gsi.go.jp/ )
・G空間情報センター( https://front.geospatial.jp/ ):空域の安全性確認 静岡県航空レーザ点群データ
・ふじのくにデータカタログ ( https://opendata.pref.shizuoka.jp/ )津波想定予想区域 離発着地点から除く
・Project Plateau 3D都市モデル ( https://www.mlit.go.jp/plateau/open-data/ )
本研究に協力いただいた団体のご紹介
研究に取り組む学生に向けて以下の皆様による講義がおこなわれました。
講義:静岡県政策管理局建設政策課未来まちづくり室
VIRTUAL SHIZUOKA concept
技監兼室長 増田 慎一郎 氏
講義:静岡県 危機管理部 危機対策課
孤立予想集落における災害時の対応について
技術支援:NTTコミュニケーションズ株式会社
(Landlog Viewer ( https://landlog.jp/llviewer/ ) を用いた操作及び環境構築の支援)
技術支援:登録講習機関 無人航空機操縦技能養成センター(JUIDA) https://uavcenter.jp/school/
講師:一等無人航空機操縦士「回転翼航空機/マルチローター型 限定変更 目視内及び昼間技能証明証保有者」
(無人航空機を安全に飛行させるためのルールやガイドラインについて質問があった際、適切な助言を行う。)
共同研究者
沼津工業高等専門学校 電子制御工学科
鈴木 静男 教授 / 博士(地球環境科学)